東王の日記

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五等分の花嫁の感想考察日記!

五等分の花嫁:84話『シスターズウォー 七回戦』感想 さよなら臆病者の自分!中野三玖が踏み出した大きな一歩

  本編の感想を書くのは2週間ぶりです。作者からの挑戦状みたいなのはなかったけれど、考察ガチ勢にとってはとても考察しがいのある2週間だったのではないでしょうか。

 

 その間、僕は考察する事をちょっと忘れてアニメのスペシャルイベントの方に参加していきました。そっちの感想&プチレポート的なものも結構書きましたので、もしよければ見ていってください。 

 

 さて、シスターズウォーもついに7戦目です。おそらくもう修学旅行回としては折り返しはとっくに超えているのではないでしょうか。今回ばかりは10巻で終わるような構成にはならないんじゃないかと予想はしているんですけど……まあそれは置いておきましょう。

 

 ……よし。これくらい前振りが書いてあればツイッターでこの記事のこと呟いてもまずバレないでしょう。

 何がって?感想ですよ感想!84話を読んだ感想!それじゃあいきますよ!!

 

 

 

 

 

やったあああああああああああああああああああ!!!!!

 

 やっと来ました!ついにこの時が来ましたよ皆さん!この時をどれだけ待ちわびていたことか!!陶晴賢でもない!おままごとの中での告白でもない!ちゃんと中野三玖が中野三玖として上杉風太郎に告白したんですよ!!

 

 もうしばらくニヤニヤが止まりませんでした。この感想記事もこの後めっちゃルンルン気分で書いていくんですよきっとこれ。

 

 いやいかん、ちょっとダメですねこの状態は。大好きな綾鷹でも飲んで落ち着きましょうか。

 

 

 

 

 

 

 (18時間後)

 皆様にはお見苦しい点をお見せしました。ひとまず寝て起きてお仕事を終えて帰宅して夕食を終えたので冷静になって感想と考察の方をしていきたいと思います。が、その前に。実はシスターズウォーに関して、かなり前からうすうす感じていたことがありました。

 これは六回戦の話が更新される二日前の呟きです。そして六回戦はやはり風太郎が自分の過去を語り、一花の変装を見抜いた話になりました。

 

 このシスターズウォーという長編を一つ一つ見ていきますと、奇数回は三玖サイドの物語が展開され、偶数回では風太郎サイドの物語が展開されていました。だから、この2週間ぶりの最新話、三玖の物語風太郎の物語が交わるこの七回戦で、物語上の大きな動きがあるのではないか?と大いに期待を寄せていた所でした。いざ蓋を開けてみれば、その通りでしたね。今回のお話に出てきた五つ子はなんと三玖だけでした。今までにそういう話は恐らくなかったと思います。それぐらい、今回の話は特別なものなんだなあって。

 

 といったところで本編の感想および考察について述べていきましょう。

 

 

 

前回の謎の答え

 修学旅行の3日目は、5つの中から好きなコースを選んで体験していくというプログラムです。5姉妹の内の誰かが風太郎と二人きりになるため、一花の提案で「せーの」でバラバラにコースを選んでいきました。

 

 一花は風太郎がEコースを選ぶのを知っていたためEコースを選択しました。しかし最終的に一花が行ったのはDコースで、Eコースに現れたのは三玖。そして風太郎に会わせる顔がない状態の三玖は、風太郎と対面してしまう――

 

 前回の終わりはこんな感じでしょうか。ひとまず『Dコースを選んだ三玖とEコースを選んだ一花が互いにコースを変えた理由は一体何故か?』という問いの答えは単純に『一花が三玖に交換を持ち掛けた』からでしたね。特に互いが互いに変装しあっているとかいうのはなかったようです。

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一花「交換しようよ」

 そうなると『一花はなぜ三玖に交換を持ち掛けたのか?』という問いが出てきますが、これに関しては前回、

取り繕ってはいるものの、相当精神的に無理をしているのが見て分かります。そりゃそうですよね。自分が一番フータローと一緒にいたいって思っていて、そんな状態で目の前に絶好のチャンスが訪れていたわけじゃないですか。なのに、一花は今の自分が変わらなければ前に進めないと思って勇気を振り絞って他の姉妹にコースを譲ったんですよ。

 と、一花の変化を信じた考察をしていました。『なぜ他の姉妹の中でも三玖と交換する事を決めたのか?』については一番納得できるのはやはり『今まで散々利用していた三玖への罪滅ぼし』と言ったところでしょうかね

 

 と言った考察のもとで感想を進めていきたいと思います。

 

未だに自分に自信が持てていない三玖

 さて五回戦で二乃の叱咤激励を受けた三玖。ですが六回戦でも風太郎の姿を見るなりトイレに駆け込んでしまう光景が見られたように、まだまだ自信を持っている状態ではないことが窺えます。

 

 3日目でコースが一緒になったものの風太郎と一緒に行動することなく、それどころか風太郎を見かけても避けるような動きばかりになってしまっています。武田に声を掛けられて走っていった時に「また逃げられちゃった」と言っているので、前回の最後で「あ」っと遭遇した時も逃げてしまったんでしょうね。

 

 しかし、風太郎と一緒に武田と前田を探している間のことです。暴竜・伊達政宗と一緒に写真を撮ったり、弓で何かを射抜いたり、ネッシーを狂暴化させたようななんだかよくわからない生物を写真に収めようとしたりするなど、自分が好きなもので溢れかえっているこの場所で、自分の好きな人と一緒に歩いている。たったそれだけのことで、いつの間にか風太郎と自然に会話ができて笑顔も向けられるようになっていました。

 

 池に落ちた時に三玖が風太郎に微笑んだ顔を向けるのですが、こういう三玖の作り笑いでも何でもない素の笑顔風太郎に向けたのって本気でかなり久しぶりなんじゃないでしょうか?遡って見てみたら73話の「新川中島」まで飛びましたよ。いやまあさすがに模試の勉強中とかでも何らかの日常的な会話を交わして笑顔を見せているのかもしれませんが……。

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久しぶりに風太郎に見せた三玖の微笑み

 手作りパンに込められた想いを見抜く風太

 着付け体験を終えて外のベンチに腰掛ける二人のもとに、三玖の手作りパンがいつの間にか置かれていました。パンの謎については後述しますが、三玖にとってこの手作りパンはいわば「自分に自信が持てるようになるためのもの」でした。風太郎がこれを食べてもしも「うまい」と喜んでくれたら自信をもって告白することができるようになる、そんな魔法のアイテムです。

 

 しかし、風太郎にとってパンの味は取るに足らない些末な事でした。自分があんち(味音痴)だからというのもありますが、それよりももっと大事な、手作りパンに込められた「三玖の想い」を知ることができたからです。三玖が自分に好意を抱いてくれていることを確信していることから、料理が苦手な三玖が自分のために一生懸命パンを作ってくれていたと推測するのは風太郎の視点でもそう難しいことではない……と、そう考えています。

 

 そして忘れてはならない……いえ、もう皆さんもとっくに知っているでしょう。風太郎自身がそもそも努力家であり、なぜ人が努力するのかを理解している人間です。そんな風太郎だからこそ、他の人の努力を素直に認めて肯定することができるんです。

 

 「お前の努力、それだけは味わえた。頑張ったな」とは、まさにそのこと。風太郎はパンの味ではなく、三玖が自分のために努力してくれたことを喜んでくれました。

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頑張ったな

 

 最初はパンの味がどうだったのかを心配していた三玖ですが、やがて風太郎の「頑張ったな」と言っていることの意味を理解します。

 

 三玖ももう予想している通り、風太郎はもう既に三玖の好意を知ってしまっているんです。知っているのに、三玖のパン作りを見て食べて、『その努力を認める』という形で三玖の好意に対して誠実に向き合ってくれていたんです。

 

 だから今までやってきたことは無駄ではない、ということが三玖にもわかりました。「私、頑張ったんだよ」って、初めて自分で自分のことを肯定することができるようになったんですね。

 

 何とも憎いじゃないですか、この相合傘の演出。暗くて先の見えない土砂降りの中をずっとあてもなく彷徨っていた三玖に、風太郎が「もう迷わなくていい」と言って傘を差しだしてきたような、そんな感じに見えませんか?

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シスターズウォー二度目の (´;ω;`)ブワッ

僕は見えないんですけどね

風太郎が待っていた「三玖の決意」

 さて、風太郎は三玖のパンを食べて喜んでくれました。それとともに三玖の心に灯っているは、今ではまるでのようにメラメラと大きく燃え上がっていることでしょう。今が最大のチャンスです。今まで受け身だった自分がここで大きく動かなければ、今までやってきたことが全て無駄になってしまうでしょう。そんな感じで意を決したであろう三玖はついに「私の事も全部知ってほしい」風太郎に言います。

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もう止まれない

 何度も言っていますが、もう既に自分の好意は風太郎に伝わっています。しかし、改めて自分の口から言わなければ、今の関係から前には進むことはできません四葉から全力でサポートをもらい、二乃から叱咤激励を受け、一花から罪滅ぼしとして密かに協力を受け(後述)、風太郎から努力が認められました。全ては風太郎からアプローチされるためではなく、三玖が自分の言葉で自分の思いを届けるためです。

 

 風太郎に出会う前からずっと囚われていた自分に自信のない姿も、家族旅行の前に見せていた臆病者の姿も、自信の在り処を失っていたさっきまでの弱気な姿もありません。過去のしがらみを抜け出した三玖は一歩前へと進むことができました。

 

 そんな三玖は、この村にあるものを次々と指さして「好き」だと風太郎に教えていきます。それはまるで、林間学校の最終日で自覚してから今に至るまで、風太郎に言いたくても言えなかったたくさんの『好き』を表しているかのよう。

 

 そして最後に指さしたものは、他でもない風太郎その人。自分の感情から目を背けることもせず、本心を何一つ隠すことなく、真正面から自分の言葉をぶつけました。

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好き

  そして当の風太郎も、三玖の告白に対して驚くこともなければ混乱することもありません。ただ三玖の言葉を真正面から笑顔で受け止めるだけでした。まるで三玖からそう言ってくれるのを待っていたように、「ああ、知ってるぞ」と。そしてそれを見た三玖も、静かに風太郎を見つめて微笑みました。

 

 

 

 

 はい。とても心に響く良いお話でした。僕自身努力が実を結ぶ、努力が認められるタイプの話っていうのがものすごく好きなものですから、今回の話は心にドンピシャでした。 

 

 というか今回も風太郎がかっこよかったですね。以前だったら三玖の料理と聞くと決まって思い出し腹痛がやってきていたのに、今ではもうそれがないんですよ。まあ、バレンタインのチョコレートやバイトの面接時のケーキの時もそういうのはありませんでしたけど。

 

 ちなみに現状僕が一番好きな話は56話「最後の試験が四葉の場合」で、次に好きなのが48話「最後のさよなら⑩」。これらは両方とも四葉風太郎の努力が実を結ぶ形となった話です。そして最近は18話「嘘つき嘘たろう」も個人的に好きになってきていまして……こっちは五月の努力が認められる話ですね。

 

 それでいくと、今回の話って三玖の努力が実を結んでたし認められもしたんですよね。そりゃ読了直後の感想でやったあああああとか大文字+色文字で叫びたくなりますわ、うん。

 

 

 

今週の気になるポイント

 ただし……全てがいい話というわけではありません。例によって今回のお話も気になるポイントがいくつも出てきました。というかこのデート回ってどう考えても不自然な部分が多いですよね。それらが一体どういうことなのか「戦国武将の着付け体験いかがですかー?」という部分を起点にして考えていきましょう。

 

 まあ結論から言うとこれは意図的な嘘の呼び込みになりますよね。

 

 風太郎のセリフでわかるのですが、戦国武将の着付け体験と言っているのに武将の衣装がないんですよね。三玖との散策中に暴竜・伊達政宗の格好をしてる人がいたんですけど、多分あの人は本当にただコスプレしてるだけの方ですよね、おそらく。それと、人気が殺到して着替えられる武将が誰もいなかった、というのも風太郎のセリフからは考えにくい話です。「武将の衣装なんてなかった」と言ってるのは、本当に最初から武将の衣装なんてなかったのでしょう。

 

 となると『誰があんな呼び込みをしたのか』という話になるんですが、今回の件ってどうにも武田と前田の様子がいつもと違っておかしいんですよね。風太郎と三玖を着付け体験に誘導したのも武田だし、かと思えば風太郎を待たずに先に二人で行ってしまうなど、怪しい部分が多いです。

 

 セリフの吹き出しも見ていると二人組が呼び込みをしているかのような感じに見られるので、この二人が「せーの」で声を出したのか?とも思いました。

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三玖を誘う2つの声

 ただ武田と前田が声をかけたと仮定すると、すぐ後でしれっと「着付け体験だとよ」「いいじゃないか」と会話をするのは無理があるような気がしなくもない……何なら二人に近い風太郎にバレてしまう恐れがありますし。

 

 それと、武田と前田が「三玖が戦国武将がすごい好き」ということは恐らく知らないでしょう。三玖と二人の距離を考えたらありえないんじゃないかなあ。

 

 ということで次の可能性を考えるんですけど、それが「一花と五月による嘘の呼び込み」です。

 

 ここで一花と五月が出てくるのは、「大人向けの下着」「いきなり現れた手作りパン」の二つの場面でそれぞれ関りがあると思っているからなんですが……。

 

 まず池に落ちた三玖にこっそり下着が渡されるのですが、三玖も思わず閉口するほど大人向けのものでした。これを持ってるのはそもそもそういうのを着る傾向にある一花か、それか修学旅行前の買い物でアダルトな下着コーナーを見に行き、二日目に一花からも「これ攻めてるね、着ないの?」と言われたこともある五月が可能性として候補にあげられます。

 

 次にパンの方について。あの場面でパンを置ける人が誰かを考えていくと……

・三玖は自分で言っていた通りなくしたと言っているから違う。というか三玖だったらサイコ極まってる。

・二乃も励ました時にパンを渡した描写はなかったのでおそらく違う。

四葉が拾ったならバスの中で風太郎にパンを見せていてもおかしくないだろうし、初日の夜以降に三玖にパンを返さないのも不自然なので違う。

風太郎だった場合は三玖を間に挟んでパンをしれっと置くことになるが、いくら何でも三玖に気付かれないように置くのは無理なので違う。

・五月は泣いてる三玖をすぐに追いかけたし、そもそもパンを落としたところを見ていないだろうから違う。

 

 ……以上のことから、パンを拾ったのは一花・武田・前田の3人に絞られますね。もっとも、二日目も全く懲りずに行動していた一花がそもそも三玖のパンを拾うのか?という疑問もありますけどね。実は武田がさらっと拾って誰かに渡したとかあるんですかね。

 

 

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パンとパンツ

 

  という感じで、現状可能性があるのが姉妹の中で言うと五月一花なんですね。

 

 ちょっと待てよコラ

 どうやって中野さん達(一花と五月)はコースを抜け出してきたんだよコラ

 しかもどうやってこっちのコースまでやってきたんだよコラ

 

 ごもっともな質問です。まずどうやって抜け出したかについては、前回の一花のセリフを思い出してほしいんですけど「お腹痛ぁ……」と言っているんですよね。2週間前の僕はぶっちゃけ精神的に無理をしているからお腹を痛めてるんだろうなと思っていましたが、今回の話を考えるとそれはどうやら違うかもしれないです。

 

 というか当時の考察ガチ勢の間(個人調べ)で自分がEコースに行くためにお腹痛いと仮病を使って抜け出す説も飛び交っていたので、そう考えるのが一番しっくりくるなあ……というのが今の感想です。もちろん、僕は「一花は三玖への罪滅ぼしのために動いている」と予想するスタンスは変わってないんですけどね!

 

 それから、前回の五月の最後の表情を思い出してください。最初は風太郎がCコースに来ていないから二人きりになれなくて残念がっている」と思っていたんですが、もしかしたら「今からCコースを抜け出そうと企んでいる」顔にも見えてきませんか?

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五月も抜け出そうとしてる?

 一花は前日の二乃と五月の会話から、五月も風太郎と二人っきりになりたがっているのを知っています。そんな五月に「フータロー君と三玖がEコースに行くから抜け出して三玖の手助けをしよう」と誘ったら、五月はおそらく抜け出しますよね。どこかで二人きりになれる可能性が、少なくともCコースにずっといるよりはありますから。

 

 ただ、二乃と四葉は誘っていないものと自分的には考えてます。単純に一花と関係が悪くなっている点、次に二乃の心情が(やっぱり運任せなんてするんじゃなかったわ)と怒っている点が主な理由です。

 

 あとはメタ的な考え方+妄想というかある種の野生の勘なんですけど、一花がこの先風太郎と良好な関係を築くためには、まず関係が悪化している二乃と四葉の理解を得る必要があるんじゃないかなと思ってます。だからまずはこの二人になるべく頼らず、それ以外でできるところから贖罪のために動いていこう……と一花がそう思ってくれているなら、僕はホクホクします。

 

【追記】

 『三玖が戦国武将が好きなのを知っているのは二乃と、あとはゲームを貸した四葉くらいなんだから、どっちかはいないと戦国武将の着付け体験いかがですかなんて言えないだろ』という意見がちらほらあるようなので自分なりの解釈をしていきますね。

 

 まあ解釈と言うよりも……もう5ヶ月間も一緒にあの家に住んでいて三玖の戦国武将好きがわからない理由を考える方が難しいんじゃないかなって。

 

 そもそもあの家に住んでいる段階で、三玖は武将が好きなのを隠そうとしていません。それに二乃にばらしている以上は二乃からも情報が行くことだってありえます。

 

 それだけじゃないですよ。最後の試験の時に家庭教師二人案を実行したじゃないですか。それで三玖が社会を教えるときにそんな話が三玖の口から出るかもしれないですよね。

 

 あとは何らかの形で三玖のスマートフォンを手にすることもあるかもしれませんし、テレビがあることも忘れては行けません。それに今でも武将が好きなら武将に関する本を図書館から借りたり本屋で買ったりする事もあるでしょう。

 

 最後に、姉妹で京都の散策場所をどこにするかを話し合う時にも思わず熱弁したりする場面とかあったんじゃないでしょうか。僕が知ってる限りだと信長・秀吉・家康にまつわる建物などがたくさんあったので、最終的に風太郎の班についていくとは言えど三玖がそこに行きたいっていう提案をしないとは思えません。

 

 といった感じで、もう姉妹全員に武将が好きなのは筒抜けの状態なんじゃないかと思っています。だから、一花と五月にも戦国武将の着付け体験いかがですかなんて言えたんじゃないかな。

 

【再追記】

「侵掠すること火の如し」を忘れてました。はい、そういうことです。これ僕も忘れてたけど皆も忘れてたんじゃないかな(笑)

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この時、近くに四葉と店長さんがいます

 

 

 

 で、こっちのコースに来る方法なんですけれど……

 僕が前々から言っている「盗撮犯=江端さん」説を応用して「江端さんに車に乗せてもらった」説を提唱しようかと。

 

 5年前の旅行の時にもマルオが付いていました。だったら、今回の旅行でも付き添いが誰かいるかもしれないと一花or五月が感づいて、近くにいるであろう江端さんを呼ぶんですよきっと。

 

 さすがに同じバスに乗っていくとなると正体がバレてしまう危険性があるので、そういった感じで安全策をとるべきでしょう。

 

 え?江端さんが盗撮犯でもなんでもなく京都にすら現れていない場合どうするんだって?公共交通機関にでも頼ればいいんじゃないですかね?

 

(ここまで書いて、寝て起きて仕事行って帰宅してから再開)

 

 ↑冗談で言ったつもりだったんだけど、よくよく考えてみれば同じ京都市内でのことだろうから江端さんが盗撮犯だろうがなかろうが公共交通機関で移動しても問題なくね?

 

 なんというか疑問の答えが出てしまったので次の話題に行きましょうか。

 

 とりあえず一花と五月が来ることはできそうなのでOKですね。後は一花のコネで武田と前田に協力を仰いで紛争の館の近くまで来てもらい、五月と二人で声をそろえて「戦国武将の着付け体験いかがですかー?」って言ったのではないでしょうか。一花は女優なので声でばれるようなヘマはしないだろうし、五月はさりげなく零奈の時の声を出せば気付かれないんじゃないですかね(暴論)。

 

 それと、さっきまで失念していたんですけれど、普通に考えて嘘の呼び込みなんてお店の人に失礼な話になってしまうじゃないですか。だから先にお店と係の人に一度話しかけて承諾してもらってから今回の作戦を実行したのかな、というのを追加で考えておきましょう。デートのためと言えば係の人もノリノリになってくれるんじゃないでしょうかね。

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もしかして係の人にも協力を仰いだか?

 

 ただ、そこまでの事とパンをさりげなく置く事は説明できるとして、今回の三玖へのサポートをする作戦の中で一番理解出来ないのは風太郎を押して三玖を池に突き落とすこと」です。正直理由がわからん……。

 

 あ、ちなみに池に落とすことと言えば、一花はスクランブルエッグで風太郎を水面にポイ捨てしたし、五月も7つのさよならで風太郎を池に落っことし……てはいないけど、勝手に落ちた風太郎を助けることなく去っていきましたからね。二人とも今回の犯人と同じく、「人が水に落ちることに対して何とも思ってない人達」という共通事項がありますよ!(とって付けたような暴論)

 

 目的があるとしたら、その後に起こったことを考えれば「下着を履かせること」なんでしょうけど、なんでそんなことしないといけないんだろうか……w

 

 また発想を逆転させて「三玖を落とすこと以外で何か風太郎を押す必要があった」ってのも考えてみましたが、これもいまいちですね。ポケットに何か忍ばせようとしたとか考えたんですけど、あの衣装っておそらくポケットないですよね。

 

 さすがにここらへんは次回以降の展開を見て行きながら考えていきましょう。ひとまず、謎の協力者に関する考察は以上になります。

上杉家の母親について

  最後に……ついに話がでましたね。風太郎の母親。風太郎が6歳の頃、亡くなるまで毎日パンを焼いていたとのことです。

 

 まだまだ上杉家の事情は情報が少ないので何とも言えませんが、もし今の三玖のバイト先の店長さんが風太郎の母親からパン作りを教わっていたとかだったとしたら、それはなんて素敵でロマンチックなことではありませんか。いや、あまり死者に対して軽々しくロマンなどと言う事ではありませんが……。

 

 だけど風太郎が6歳の頃というと妹のらいはってだいたい0~1歳ってことですよね。らいはがお母さんの顔を知る前に母親は他界してしまったのかな……そのあたりを考えると切なくなります。

 

 ていうからいはの出産前後はパンなんて到底焼ける状態にないだろうから、亡くなる前までってのは風太郎の誇張表現なのかな。

 

今後の展開について

 

 さて、今回は三玖が風太郎へ告白をした所で終わるのですが、次の回が果たしてどのようなものになるのか……

 

 まず、三玖の告白への返事は保留になると思います。三玖自身も二乃が告白の返事を先延ばしにさせた事を知っていますし、すぐにOKがもらいたいとは思っていないんじゃないかな。

 

 それから、おそらく一花(と五月)のサポートがあったことが発覚して、一花の風太郎及び他の姉妹とのわだかまりも少しずつ解消していく……んじゃないかなあ?

 

 だけど、一花はまだ決して告白はしないでしょうね。なんなら五つ子の中で一番最後に風太郎に直接告白をするんじゃないか?とまで思ってます。根拠なんてないけどね。

 

 で、しばらく主だった動きが何もない四葉それから未だに何が「楔」になってるのか読者のほとんどがイマイチ理解できていないであろう五月がどう動くのか。ここらへんが次の話のキモになってくることを期待して、今回はこの辺で終わりたいと思います。

 

 ご拝読ありがとうございました。

 

 

*本記事で掲載している画像は©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁」より引用しています。