東王の日記

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五等分の花嫁の感想考察日記!

五等分の花嫁:感想考察③ ~京都の子をもう一回考察したい~

 つい2週間前くらいの時に京都の子に関する考察を書いたのですが、82話を見た後で改めて考え直す部分があったので、もういっちょ考察をしていきたいと思います。


 この時に自分が出した結論は以下の通りです。

 初日、風太郎は京都駅で五月と出会い、清水寺で五月と一緒にお守りを買った。風太郎と別れた後、五月は風太郎のことを姉妹に話し、四葉は「仲良くなりたい!」と思うようになった。(三玖はその名前を聞いて新鮮に思った。)

 

 二日目は一花が風太郎と会い、一緒に写真を撮った。そして写真を現像して一枚を一花に渡した。そしてその後で二乃と変わって、風太郎とバイバイした。(四葉風太郎と会えず、仲良くなれなかった。)

 

 これが前までの僕の結論だったんですが、まあ色々と粗の多い部分が散見されたし、再考察をしていこうと思います。

 

 目次

 

京都の子は五月の可能性が高い

 結論から言いますと、五月の可能性が一番高いんじゃないかなって思いました。他の子は恐らく会っていないでしょう。かろうじて二乃が最後に会ったか会っていないか、くらいです。

 

 それではその結論に至った過程について順に述べていきたいと思います。前回の考察した順番通りに考えていきましょう。

 

再・風太郎と京都の子が会っていた日数は?

 

 これも結論から言ってしまえば、1日でしょう。

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連続した出来事

 京都の子とフータローは清水寺でツーショット写真を撮り、それからお守りを買っていました。もうこの時点で2日以上会っていた線はほぼありえないかと思います。風太郎の思い出も上のコマで止まっていますから、これ以上の出来事はまずないんじゃないでしょうか?

 

 ということで、

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これはミスリード

 このコマはミスリードでした。まあ普通なら一花が先に喋ろうとも四葉がそんなの知ったこっちゃねえって言ってその子に突撃していけばいいですからね。仲良くなれないわけがない。

 

 で、これらが1日での出来事だったとしたら次に出てくる問題がこれですよ。

 

 一緒に写真を撮ったのは、い……中野さん(一花)って言ってただろコラ

 だからお守り買ったのも中野さん(一花)に決まってんだろコラ

 

 とまあこうなるわけですね。ここについてもある程度考え直したところがあるので述べていきたいと思います。 

写真を一緒に撮ってお守りを買ったのは誰か?

 

  先に写真の方から考えていきましょうか。前回の考察で一花が写真の子であると推測した理由は、写真を持っている可能性が一番高いからでした。

 

 一緒に写真を撮った以上少女も写真の現像したものを持っているものとして考えると、写真を管理してる二乃と、2話以降もしくは34話以降の態度がおかしい五月が除外され、四葉はあの例の仲良くなれなかった説があったため除きました。そして何より、一花がこの写真を見て「京都だとすぐに分かった=自分も同じ写真を持っているから?」という推測がありました。

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すぐに京都だと分かったのは……

 

 ただ、82話でその推測が違うものだと思うようになりました。その理由として、五つ子全員が5年前の修学旅行で清水寺を訪れていた可能性があった点です。

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「私たちが大きくなった」

  この言い方だと、少なくとも四葉五月の2人は依然に清水寺を訪れたことがありますね。で、当時は当時で基本的に5人で行動していたでしょうから、他の姉妹も来てたものだと思います。その時の風景がどんなだったかを覚えていれば、5年後に自分の映っていない写真を見た時でも背景でピンと来ると思われます。

 

 二つ目はこれでしょうか。

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使えるものはなんでも使う

 使えるものはなんでも使うのコマに五月が落とした写真が映ってますね。おそらくこれを今後使っていくのでしょう。でも、自分が写真を持っているならそもそも最初からそっちを使いますよね。っていうのも理由としては挙げられるかもしれません。

 

 まあ、これは理由としてはかなり薄い方ですけどね。折り目が付いてないからこのコマの写真は実は一花が持っている写真を描写している可能性もあるかもしれませんし。そもそもマンションのあの自分の部屋に写真が眠っているのかどうか、探すのも面倒くさいから五月の落とした写真を使う事もアリと言えばアリでしょう。

 

 あとは写真を撮った後でお守りを買っていますが、お守りを買っている可能性が高いのが五月だからここで一花、というか五月以外の全員が除外されるかなって。ということでお守りについても述べていきます。

 

 

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清水寺のお守り

 ここだけは基本的に前回考察したのと同じです。お守りは清水寺で買った物で、清水寺行きましょうよ」と提案したこと。5年前に「私には君が必要だもん」と言い、今現在でも入院中とボート零奈の時に「私たちに必要です」「きっと君は必要とされてる人になってるよ」と言ったこと。そして「私はみんなのお手本になるんだ」という発言と、「母親の代わりとなってみんなを導くと決めた」という発言。これらから五月がお守りを買った人物だと推測しています。

 

ただ、最後の理由に関して少し訂正をしないといけない部分があります。

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修学旅行時の零奈の状態について

 前回「なぜ学業成就のお守りだけを買ったのか、健康祈願のお守りは買わなかったのか」を考察した結果、「母親は既に亡くなっているから健康祈願のお守りは買わなかった」と結論付けました。

 

 ですが、その時一つ完全に失念していたことがありまして……零奈が亡くなった後の五月って痛々しい姿になっていたんですよね。そしてそれってきっと母親の真似事なんでしょう。

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痛々しい姿=母親を真似る事

 五月が母親に依存していたことは、最後の試験の五月編で克明に描写されていましたね。で、五月が誰に対しても敬語で話すようになったのはこれが原因なんじゃないかって言うのは読者の方々もおそらく簡単に推測できることだと思います。

 

 でも、「私はみんなのお手本になるんだ」ってどう考えても敬語じゃないですよね。ていうか京都の子との全ての会話において敬語が使われていません。これはすなわち、五つ子達の旅行中でも零奈はまだ生きていたという事になるんでしょう。

 

 こうなると健康祈願のお守りを買ってないと結論付けたのは間違いで、多分健康祈願のお守りも買ったけど描写してないだけなんでしょうね。風太郎からすれば学業成就のお守りを5つも買ったことの方がインパクトがありますし。

 

 という事で訂正を一つしておきました。

 

 

 『一緒に写真を撮ってそれからお守りを買った』という風に、写真とお守りは時系列に全く開きがなく、お守りを買った子が五月の可能性が高いので、写真を一緒に撮ったのも一花ではなく四葉でもなく五月なのではないかというのが今の所の結論です。

 

 ちょっと待てよコラ

 写真を持ってるとなると、いつ……中野さん(五月)は態度がおかしいから除外されるんじゃねえのかよコラ

 

 ……それを言われたらその通りなので、そこは考察せねばなりませんね。

 

 写真を持っていた場合に五月の態度がおかしい点について、前回の記事の文をそのまま使うと、

 そして第2話で写真をみていなくても、林間学校後に入院している風太郎から昔の話を聞いた時に思い出すことになるでしょう。お守りの件についても「京都で5年前」と自ら発言しているのですから。

 

 しかし、「昔のお守りを引っ張り出した」とあるのでその際に写真を発見することになると思われますが、その後の風太郎視点で五月から写真を見せてもらった描写がありません。風太郎に当時の写真を見せて「これはもしかしてあなたですか?」と確認しても何もおかしくないのに。

 

  写真を撮った子が五月である以上、この問題は避けて通れないんだよなあ……とりあえず理由をいくつか考えてみました。

 

風太郎が京都で写真を現像しなかったので渡せなかった。

・なくした

・他の姉妹の手元にある

風太郎に見せられない理由があった 

 

 こんなところでしょうか。ただ、「なくした」は漫画的にナンセンスすぎるので無視しましょう。「他の姉妹の手元にある」だと他の姉妹が持っている理由、五月がそれを返してもらって風太郎に確認しなかった理由、他の姉妹の風太郎に対する態度や印象など、何が一体どうなっているのか状況がわかりにくくなるのでこれも除外しましょう。

 

 そして「京都で現像しなかった」についてなんですけど、やっぱり写真を撮ったのにネガフィルムを京都で現像しない理由が思いつかないので、この線も考えられないですかね。

 

 それから、数十枚写真を撮っていたとしても写真屋で特定の写真だけを現像することはできるようなのかな?なので「当時たくさん撮っていた竹林の写真を見られたくないから現像したくない」「数十枚以上写真を撮ってて現像に時間がかかるから現像しない」というのは現像しない理由としては弱いです。ただし当時の風太郎がそのことを理解していればの話ですが。

 

 ということで最後の風太郎に見せられない理由があった」が一番有力なわけですが……。

 

 そんなのわかるかー!

 (ノ# ゚Д ゚)ノ====┻━━┻

 

 ここまで書いておきながらあれなんだけど本気でわからん。

 

探偵風太郎の回で

(風・ω・´)この中で昔俺に会ったことがあるよって人ー?

(☆・ω・☆)……(多分会ってると思うけど自信ナイナー)

(風・ω・´)お前らみたいな馬鹿があの子のハズねーわ

(☆・ω・☆)馬鹿とは何ですか!(幻滅されそうだから言うのも確認するのもヤメトコ……)

 

……ぐらいしか思いつかん。

 

 でもなあ、幻滅されそうっていったって、これ以上幻滅されなくね?この時も0点とってるわけだし。

 

 うーんわからぬ。

 

 五月が京都の子である可能性は非常に高いと思うんですけどねー……。理由はどうあれ五月の発言や手がかりを抜き出してみると、これだけあるんですよ。

①せっかくの旅行で駅を散策。あの日。

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「あの日」は体験しないと言えない

 「あの日」という言い方って自分が体験していないとまず出てこない発言です。誰かから聞いた場合なら「その日」の方がふさわしいと思いますし。まあ5年も前の出来事となると「あの」って言い方も全然間違いじゃないですけどね。あとはもちろん、なぜわざわざ駅を散策する理由は、駅で出会ったことを思い出させたいんでしょうかね。

 

 ②5年前に写真を撮ったのもお守りを買ったのも清水寺で、今回の修学旅行でも風太郎と清水寺に行きたがっていた。風太郎とのツーショット写真は四葉じゃなくて自分が映ることを優先した。

 

 ③方向音痴

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何故か一人になってしまう

 もしかしたら姉妹全員が方向音痴の可能性がありますが、一応一つの根拠として。

 

 ④必要

 「私には君が必要だもん」「私たちには必要です」「きっと君は必要とされてる人になってるよ」

 

 ⑤お手本

 「私はみんなのお手本になるんだ」「私は母の代わりとなってみんなを導くと決めたのです」

 

 こんなもんかなと思います。まあ③④⑤はただのセリフや状況の一致なので別に取り上げなくてもいいんですけどね。

 

 ただ、①と②だけはハッキリとした意思のもとに発言・行動してるので、これを否定する材料が見つからないのもあってやっぱり五月なのかなって思ったりします。

 

4/24 公開前追記

 これだけしか書けなかったけど、もう最新話まで12時間切ったから心情の考察は今回はなしで。とりあえず心理状態はどうあれ五月が京都の子っぽいなというところで締めます。

 

ご拝読ありがとうございました。