五等分の花嫁:100話感想 竹林襲来、上杉風太郎の選択!
この作品が連載されてついに100回目の今回。夢の3桁連載に突入を果たしました。なんともおめでたい話です。しかも連載100回を記念して一花・二乃・三玖・四葉・五月でそれぞれ1ページずつ、計5ページに渡って100話の扉絵を描くという大盤振る舞い!五つ子が一人一人がアップでありがとうの1文字1文字を紡いでいくその姿は実に可愛らしく感慨深いものでした。
いや本当に、こちらこそ「ありがとう」と言いたい気持ちで一杯です。もう今となっては五等分の花嫁の事を考えない日が一日もないくらい感化されている状態なのに、こんな贈り物を僕達読者に与えてくださったねぎ先生に感謝感激雨あられです。
いまや留まるところを知らない五等分の花嫁ワールドの、その大いなる節目の一つに立ち会えたことは決して忘れることはないでしょう。これからのねぎ先生の活躍に超期待です!
という前置きをしつつさて本編の感想および考察を話すわけですが、そういった祝福のムードとは天と地ほどの雰囲気が漂っております。一言で言うなら「不穏」の二文字が実にふさわしく、謎の込められた土塊があちらこちらに飛び散っている感覚です。
なんせ今回は竹林さんという連載100回を記念して幼馴染に会いに来た女がいますからね。まずは彼女についてあれこれ触れていきましょう。
竹林の目的およびその背景は?
学園祭二日目、風太郎が暇になった瞬間をまるで狙ったかのように(別に狙ってはいないけど)竹林が現れました。はい、何故でしょうね?
いやまあ答えは自分でも言っている通り「幼馴染に会いに来た」という事に間違いはないんですけど、問題はそこじゃなくて『一度交友関係を全て絶ってきた風太郎と竹林がこうして再会できたその理由・いきさつは何が考えられるか?』というのがポイントになります。
しかもこの竹林、どうやら中野家の五つ子を五つ子だと分かっている様子でした。今回の話の中では二乃と五月の二人としか会話しておらず、しかもどこからも「五つ子」という単語も出てきていません。はい、何故でしょうね?
そして二乃達との会話で風太郎との仲について五つ子を挑発したと思えば謝罪をし、その一方で今度は風太郎の成長を喜び、応援していく竹林。
何故、というより何なんだこのムーブは!?と全力でツッコまずにはいられませんでした。過去に五つ子達(四葉除く)が修学旅行で出会った時のあの礼儀の正しい竹林は一体どこに行ったんだ!?まあJKにもなれば色々変わるか。
いやあ、竹林が久しぶりに登場しただけで3つも謎を置いていきましたよ。さすが連載100回記念に幼馴染に会いに来ただけの事はあります。謎の解き甲斐があるってもんですね。
というワケで竹林が学園祭に来た目的について色々考えていったのですが、その結果次のような結論にたどり着きました。
「一花が女優仲間の竹林に、妹達の本音を引き出してもらって風太郎への想いを自覚させるようお願いした」
結論から言ってしまいましたが、これが僕の考えです。ここからしばらくはそう考えるに至った過程を説明していきたいと思います。
まず最初に考えたいのは「五つ子の皆も良い子だった」というセリフについて。
読んで分かる通り、そもそも竹林は学園祭で五つ子全員に会っていません。一花がどこかで撮影の仕事をしていることがその根拠になります。この二乃から始まり五月で終わる一連のページは同じ日付内の描写であると考えるのが自然なので、おそらく一花は学園祭二日目だけは高校に来ていないと推測できるのではないでしょうか?
それに一花だけではなく、遠くから見ていただけの三玖と四葉にも会ったとは言い難いです。 以上の事を考えると、『五つ子の皆もいい子だった』というセリフはおかしい。学園祭に来る前から知っていると考えた方が自然でしょう。で、それを教えたのは女優仲間の一花である、と(竹林が女優かもしれない根拠は後で明示します)。
ちょっと待てよコラ
そういう描写がないだけで、あの会話の後で竹林さんは中野さんと中野さんに会った可能性もあるだろコラ
それに会話をしていたら中野さん達が五つ子だって事も自然とわかるだろコラ
あといち……中野さんに会おうが会うまいが、結局それ以外の中野さん達と会ってんならほぼ『皆』って言っても別にいいだろコラ
もちろんその可能性は十分考えられます。ただしその場合竹林は学園祭に来るまで五つ子の存在を知らなかった事になり、『二乃と五月に対してあんなムーブメントをかましたワケ』という次の謎がより一層深まってしまうんですよね。ということで次はこの点について考えていきます。
竹林が風太郎だけをからかうのはまだわかります。あの二人を見るとそれなり以上に気心の知れた仲であることは察することができますから。
ですが、初対面で全く知らない二乃や五月に対して「じゃあこれではっきりしたね。私とあなたたち、どちらがより親密なのか」なんて普通言いますかね?こんな言い方をするのは87話『私と姉妹①』で描かれた礼儀正しい竹林のイメージと思いっきりかけ離れていると思いませんか?
もちろん人は変わる生き物です。小学生の頃と大きく変わったのは風太郎だけじゃありません。風太郎たちの物語が描かれていくその裏で、竹林の方にも何らかのドラマがあって人生観や性格が大きく変わる出来事に直面したとしても不思議ではありません。
とはいえですよ。竹林が読者が今まで持っていたイメージとかけ離れた行動をとっている以上、そこには必ず何らかの目的が隠されているんじゃないかと思うわけです。ならば次に考えるべきはその竹林の隠された目的を解き明かす事、その一点のみ。
……なーんてやや大げさに言ったものの、二乃と五月をからかった目的について考えるのはそこまで難しくありません。『からかった結果発生した事象が、それ即ち竹林の目的である』と単純に考えればいいだけのことだからです。
竹林が挑発した事で何が発生したかというと、四葉と五月が自分の感情を外に出した事ですね。四葉は竹林の煽りに対して耐え切れなくなったのか、「私の方が上杉さんのこと――」と今までひたむきに隠してきた感情を表に出して飛び出していきました。
『自分が風太郎にとっての特別な存在になってはいけない、自分が特別になることで他の姉妹より幸せになってしまってはダメなんだ』と今までずっと自分に言い聞かせてきた四葉でしたが、竹林のからかいによって自身の感情が大きく揺さぶられ、思わず自分の持っている気持ちをぶつけようとしました。
そして五月も五月で冷静に、だけど自分の中にも決して譲る事のできない強い想いを持っている事を竹林に伝えました。
滅多なことでは自分の気持ちを外に出すことのなかった妹達が、竹林というイレギュラーが関わることでついにその心の内を曝け出すことになりました。これこそが竹林の、もとい一花の目的!本当かなぁ
以上の事から竹林がからかった直接的な理由については十分説明できたかと思われます。今度はその背景を明かしていこうかと。冒頭で言った『一花は女優仲間の竹林に妹達の本音を引き出してもらうようお願いした』の根拠は以下の通り。
①竹林が『五つ子の皆』と言っている
②真田君が一緒に来なかった
③女優は『カメラに撮られるお仕事』
④一花が妹達の風太郎への想いを知っている
⑤タイムリミットが限られている
以上、この5点を見ていきましょう。
①竹林が『五つ子の皆』と言っている
これは最初に言っている通りですね。少なくと二日目に一花に会ってない事はもうご理解いただけたと思います。
②真田君が一緒に来なかった
これはブログを書いている最中に思いついたことなんですが、真田君はなぜ学園祭に来なかったのでしょうか?もちろん真田君に何か予定があって学園祭にお邪魔できなかった可能性も考えられるんですけど、それにしてもです。
そもそも竹林のあの行動は真田君が傍にいなかったからこそできた動きです。近くに真田君がいたら五つ子に「竹林は風太郎の事を好いているのでは?」と認識されにくくなりますからね。というか「こいつ浮気しとるやんボコせボコせ!」ってなる。
前々回の勇也の時とはその意味合いが大きく異なりますが、同窓会をするならむしろ真田君も一緒に付いてきた方が自然かと思われます。真田君がいない、という事は『竹林が風太郎に好意を見せるような素振りを五つ子に見せるため』という説の補強にもなるんじゃないでしょうか。
あ、言い忘れてたけど竹林と真田君はおそらく恋人の関係になっていると思われます。別に恋人でなくてもいいんだけど、漫画的にこの二人はもうワンセットで考えていいと思うので。
③女優は『カメラに撮られるお仕事』
ここで風太郎の過去をご覧いただきましょう。
はい、カメラで撮られていますね。これは竹林も女優になるという暗示だったのさ!!
④一花が妹達の風太郎への想いを知っている
一花は四葉と五月の恋心にも気が付いているのではないか説。
四葉に関しては今さら言うまでもないですね。6年前に風太郎に会っていることを知っているし、姉妹を優先するために自分の気持ちに蓋をしていることも分かっていますから。
で、五月に関してですが、30話『結びの伝説三日目②』と92話『秘密の痕』を合わせれば一花の視点でも推測は十分可能です。
林間学校最終日。『男女の仲』という点で考えた時に風太郎の事をよくわかってない事、そして自分の両親がおそらくうまくいかなかった過去。その重ね合わせもあって五月は風太郎と顔を合わせづらい様子でしたし、一花はそれを目の前で見聞きしました。今にして思えば、五月がどういう理由で恋愛というものについて悩んでいるのかを知っているのは一花だけでしたね。
そして、夏のプールでの出来事。
風太郎の右手に残る謎の痕の答えを知って五月は取り乱していましたが、この場面で『一花も謎の痕が何かを察することができたかもしれない』と考えられるかもしれません。
・ウォータースライダーで、一花は五月の手を握る事を約束していた
・一花は何度も五月にスライダーに連行されていた
・「何かつけてた?」というセリフ(もしかしたら三玖の可能性もあるが)
以上3点が主な理由です。風太郎の手を見て「五月ちゃん、フータロー君と手を握ってんじゃん」みたいな事を考えられるのも、五月の手を握っていた(実際は握られていたという方が正しいのでしょう)一花ならわかるかもしれません。
そしてあの五月の取り乱していた様は、二乃・三玖・四葉から見れば「何で慌てふためいているんだろう?」くらいにしか映らなかったけど、事情を察した一花なら「あらあら、これは……?」と思っても不思議ではないでしょう。
以上の事から、一花は学園祭開幕が始まる前には既に妹達全員の気持ちを理解した立場に立っているものだと思われます。
⑤タイムリミットが限られている
そんなこんなで妹達全員の気持ちを知った一花ですが、ここで突然すぎる事態に襲われてしまいます。そう、学園祭初日に風太郎が放ったあの爆弾発言。
俺はお前たち五人が好きだ
風太郎は五人に対して嘘偽りのない素直な気持ちを伝えるだけでなく、学園祭の最終日に誰かを選ぶと宣言しました。
「いきなり来たね……」と言っているので、一花も『フータロー君がいつか誰かを選ぶときが来るんだろうな』とは薄々感づいていたように思われます。ただ、そのタイミングは一花の想定を大きく上回ってました。それくらい風太郎の告白はあまりにも早すぎる。
一花は『四葉も五月も風太郎に対する気持ちは持っているが、それを受け入れられる準備がまだ整ってない』という事が分かっています(もちろん五月に関しては僕の推測ですよ!)。そのため、今の時点で風太郎から告白されたとしても四葉と五月は受け入れられずにその場で振ってしまい、後で酷く後悔してしまうのではないか……?と予想する事もできます。
そうなるのを一花は何としても避けようとしたのではないでしょうか。
かつては姉妹の選択に何も意見せず見守る事の多かった一花でした。だけどシスターズウォーで「本当に戦うべき相手は姉妹ではない」「姉妹の弱い部分は他の姉妹で補い合う」という経験を経た今となっては、ただ見守るわけにもいきません。四葉と五月の二人が風太郎への恋に戸惑っているかもしれないというのなら、それを後押しし、少しでも自身の恋を肯定できるようにさせるのが今の五つ子達です。
そのために一花は女優仲間の竹林に頼ったのではないでしょうか。やり方は少々荒っぽいですが、外部の人間が挑発することで少しでも多く妹達の本音を引き出して自覚させ、風太郎の告白を受け入れられるようにする。そんな狙いがあったのではないか、と自分は考えました。
さて、これを読んだ皆さんに聞きたいんですけど……
どうですかね、これ!?
「竹林に何らかの意図がある」という事を考え出したら止まらなくなってしまい、こんな結論が出てくる始末なわけですが。
そもそもこの説が会っているかどうかとか、一花が竹林をけしかけたのが感じ悪いとか、竹林視点だと三玖と四葉に挑発してないじゃんとか、色々意見も出るでしょうが、一応考えに考えたので筋自体は結構通っていると思います。
久しぶりだぜ、こんなに半信半疑な状態で考察書いたの……。
ちなみにですが言われるまでもなく『竹林に確固たる目的などが全くなくて、純粋に風太郎に会いに来た説』も十分通じます。
風太郎が旭高校にいることを知るのはそんなに難しいことじゃないでしょう。何故かは知らないけど風太郎って学校内で噂されるくらいには有名ですし。
それに全国模試で3位を取った事が竹林の耳に入ることだってありえます。真田君or竹林が全国模試の上位に属しているのなら、他の成績優秀な人を調べようとする時に風太郎の名前を見かけたりもするかもあるかもしれません。
あとは単純に勇也(orらいは)から直接聞いた可能性も普通に考えられます。
3人は同じ小学校に在籍していたので、引っ越しさえしていなければお互いの家はそこまで離れていないでしょう。小学校からだいたい半径2キロ以内には全児童のお宅はあると思います。それに「うえすぎ」の看板もあると思われるので、探そうと思ったら難なく見つかるんじゃないかな。
そして家に突撃して勇也やらいはに聞いたなら近々学園祭が開催されることもわかるのでこうしてお邪魔しに来た、と。しかも風太郎の事を喋るなら五つ子の事も話してそうな気がしますのでなおさらですね。
竹林の件はこんなもんでしょうか。どっちとも言える展開で自分の中で浮かんでくる説がどれも半信半疑で中途半端だったので思い切った考察をしてみました。完全に「ライターの暴走」だったと言えなくもないですが。
上杉風太郎の選択
さて今回は学園祭の二日目を中心に描かれていましたが、ラスト2ページでまさかの最終日も終了という事態に。早すぎや!!
『果たして風太郎は誰を選んだのか?』というのが今回の話題でしたが、皆様の意見はいかがでしょうか?
え、僕ですか?
わかんねえよそんなの!!(ノ ゚Д゚)ノ====┻━┻
(※ブログを書いている最中ですがマジで予測ができていません)
風太郎が整理すると言ったように自分も色々整理しながら記事を書いてるのですが、とりあえず風太郎の「五人が好きだ」というセリフは、あくまでも友愛を前提とした発言だと思っています。恋愛感情の観点で5人が好きだって言われたら……その、ねえ?
ただ、風太郎は『五つ子の自分に向けられる想い(恋愛感情)に誠実に向き合っていく必要があり、答えを出すべき時が来たと思ったから』5人に対して宣言をし、タイムリミットまで精一杯考える時間を設けたんだと考えています。
ちょっと待てよコラ
いち……中野さんはともかく、中野さんと中野さんは上杉に直接告白してないだろコラ
上杉視点で恋愛感情を向けられてるかなんて分からんだろコラ
実際自分もそう考えてました。だけど思い返してみてください。四葉も五月も『告白らしいこと』をしてるじゃないですか。
四葉は中間試験後、なぜ最初から風太郎の味方をしてくれていたのかを明かす時に。
五月は二乃との喧嘩後、上杉家の居候になった日に、何度も。
この事を考えたら『風太郎に全く告白していない』かと言われたら明らかに『ノー』なんですよね。本人の(特に五月の)感情や僕達読者の感覚がどうであれ、他ならぬ風太郎自身がこれらの事を思い出して当時の考えを改めて『告白された』と考えてもなんら不思議ではありません。もちろんそれが風太郎の思い上がりにすぎない可能性もあることは承知の上です。
ともかくこれらのことがあったから、風太郎は一花・二乃・三玖だけでなく四葉と五月も呼んだんだと思います。タブンネ。
というところまではいいのですが、じゃあ誰を選ぶねんって話よな……。
一つ考えた事があるんですけど、この風太郎の最後のモノローグを見てください。
この選択を
あるいはこの選択をすることは
正しかったのだろうか
そんなことを考えるには
三日間はあまりに短すぎた
それでも――
これです。
『この選択』 は誰か一人を選ぶ事。
『この選択をすること』は『学園最終日に誰か一人を選ぶ』のを決めた事。
それが果たして正しかったのかどうか。
『そんなことを考えるには 三日間はあまりにも短すぎた』という事について、『三日間で誰を選ぶか考えつつ、その一方でそういった自分の選択が本当に正しいのかどうかも一緒に考えていたが、三日間でその答えを得られなかった』という事なのか。
それとも『答え自体はしっかり考えて出したけど、後で振り返って学園祭のわずか三日間でそれが正しいのか?と考えるのには無理がある』という事なのか。
そして『それでも』という、今回の選択について後に色々考えることができてしまうが、この選択を最後まで貫き通す意志を見せるような言葉。
一応このモノローグで自分が推測できた事は大きく分けて3つあります。
・「京都で出会った子に感謝の意を込めて一緒にいたい」と思って風太郎の脳内で一番可能性の高い五月を選ぶが、本当は京都で出会ったのが四葉だと後で知る。感謝する相手を間違えてしまってこの選択が正しかったのかを自問するが、「それでも五月を選んだことを後悔したくない」と心に決め、改めて五月を選ぶ。
・「京都で出会った子に感謝の意を込めて一緒にいたい」と思ってボートで零奈にちらっと言った「思い過ごし」を信じて京都で出会った子=四葉を選ぶが、四葉の方がまだ風太郎の告白を受け入れられずに断ってしまう。学園祭中に誰かを選ぶことそれ自体が正しかったのかを自問するが、「それでも自分の考えは間違っていなかったんだ」と心を震い立たせ、改めて四葉に向き合わせる。
・「誰か一人に答えを絞らなければならない」という事で誰かを選ぶが、そもそもそれは5人に誠意を見せようとしているだけで、「誰かとずっと一緒にいたい」などの恋愛感情とは全く別の感情だという事に気付かされる。学園祭中に誰かを選ぶことそれ自体が正しかったのかを自問するが、「それでも誰かを選んだことを後悔したくない」と心を震い立たせ、その誰かへと心から向き合う。
とりあえずこんな感じですね。書いてる最中に大分整理できたので、四葉か五月が選ばれる可能性が高そうかなーってところくらいでしょうか?
そしてとりあえず私見なんですけど、ここで選択したヒロインが最終的に結ばれるヒロインになるのかもしれないので、次以降の話はもしかしたら学園祭を初日から誰かの視点で回想していったり裏側が明かされる感じになるのかなと思ってます。思いました。
その他
軽く残りの考察要素をいくつかザックリ拾い上げて終わりましょうか。
①放送部の椿ちゃん
今週でクラスの子が椿ちゃんと判明したので相方は何かなと思って考察した結果、
— 東王@五等分の花嫁専用 (@428AO) September 7, 2019
・椿と似てる「サザンカ」
・椿と同じで戦国武将の家紋にあまりされなかった「桜」
・春風コンビにできるので「楓」
結構候補はありますが、何か面白すぎるのでしばらくサザンカちゃんと呼ぼうと思います。#五等分の花嫁 pic.twitter.com/AZY7nTJQOE
ついにやってきました。3年1組物語で時折顔を覗かせて来た準レギュの子です。戦国武将で椿というのはいないので苗字ではなく名前の方なのかな。
戦国武将に関連した苗字が多いので、おそらくはこの二人もそれに倣った命名をされているとは思いますがどうでしょう。現在僕から「サザンカちゃん」と呼ばれる彼女の名前もそのうち出てくるんじゃないでしょうか。期待して待っておりましょう。出なかったら素直に笑います。
ちなみに本命は「桜ちゃん」です。
②風太郎はどこへ行こうとしたか?
学級長のお仕事でお休みを伝えられた風太郎は二日目をどう過ごすかノープランのようでした。お金もないので食べ歩きをすることもできず、途方に暮れている状態でしたがどこかに行く当てがあったようです。それは果たしてどこなのか?自分のクラス手伝いに行けよ
まあこれに関してはおそらく多くの方が予想しているかとは思いますが、『演劇部の公演』が一番候補にあげられるのかなと思われます。もともと四葉が演劇部の助っ人をすることは三玖との水族館デートの時に知ることもできましたし、演劇部の公演は二日目もやっているそうですからね。
それから今回の話の最後の方で演劇部のポスターのコマがありましたね。『キャスト変更』の文字が大きく描写されていますが、ポスターの方をよく見てみるとしれっと『入場無』と書かれていることが分かります。
これは『入場無料』を示しているんだろうなという事で、あまりお金を使えない風太郎が行く場所としては適当なのではないでしょうか。公演のタイミングと四葉のお手伝いのタイミングがどうなっているのかは分かりませんので確定とも言いづらいですが、そこまで考えなくてもいいかなあ……。
③マルオが来てたかも?
椿ちゃんが色々なお客さんにインタビューをしており、エバ部長(今は元部長。相変わらずで安心しますね 笑 )の次の人が全く答えることなく去っていきましたが……この人マルオだよね?
まあここは議論するまでもなくマルオだなと確信してるし皆さんもマルオだと確信してますよねきっと?
ただ、個人的な予想ではマルオは三日目に来ると思っていました。
1組の男女が仲良く終われるように学園祭最終日はパンケーキとたこ焼きのメンバーを一部or全員交代させるんじゃないか説。そして3日目に担当の二乃がたこ焼き班からパンケーキ班に変わることにより、ようやく顔を出したマルオにパンケーキを振る舞うことができる。あると思います。#五等分の花嫁 pic.twitter.com/pgDkLdpIT1
— 東王@五等分の花嫁専用 (@428AO) August 29, 2019
初日のパンケーキは三玖が、二日目が五月が当番だという描写があったので、それじゃあ最終日は二乃が担当に回るんだなと思っていましたので(笑)
④初日に何が起こったのか?
わかるわけがない考察その①
五月の発言からすると、どうやら初日は立て続けに何かが起こったらしいです。
描写されていた中で上げるとするなら、二乃はオープニングアクトでダンスを披露した事だけ、五月はその二乃の姿を楽しんで見た後はひたすら食堂で勉強。風太郎からの告白を除けばそれくらいの事しかありません。
二人の雰囲気を見る限り風太郎の告白以上の話題性はないと思われるし、落ち込んでいるとか不安になっているような表情もしていませんのでそれほど気にするような事でもなさそうかな?
あとは二乃と五月には偶然関わってないだけともとれますし、二人とも分かってて口に出してないだけともとれますね。後者の場合がちょっと不穏ですが。
これはさすがに後述する問題と一緒に考えるべきかな。
⑤謎の影は一体?
ラストに書かれた風太郎のモノローグ。そこに描かれているコマは全て二日目・三日目に関係している何らかのコマになるとは思いますが、そこに謎の影が描かれています。果たしてその影とは一体?
「一体?」ともったいぶって書いたんですけど、もうこれに関しては考察界隈では前回現れた謎のおじさん説以外にほぼ意見が見られないし、自分も同じですわ。その正体が五つ子の実父なのか下田さんの塾に招かれる有名な講師なのかとかは別ですが、ひとまずあのおじさんでしょう。
あの色々と考えることが多いんですよね、あのおじさん。今分かってる事だけでも書いていくとこんな感じです。
・ハゲてる。
・風太郎が食堂へ案内した。
・三玖は知らないっぽい。
そこにさらに五つ子の実父なのでは?という仮説が立てられると話がさらにややこしいことになります。
・何故ここに来れた?
・何故今さら現れた?
・勇也とマルオと同級生なのか?
・塾講師なのか?
などなど。ちょっとこれは情報と時間がないので書ききれませんね。次の話以降で何か情報を掴めたらその都度書いていきたいと思います。
個人的には実父の存在はよほどのことがない限りこの作品には不必要だと思っているんですけどね……。零奈が病気を患って亡くなってしまった時点で実父に対してあまり良い感情を持っていませんので。失踪したりしたのによほどの理由があるにせよ、マルオ達とどう折り合いを付けていくのかも疑問ですし。
まあ、今はまだ想像の域を出ないのであのおじさんが本当に実父なのかどうかも疑わしいと言えば疑わしいですけどね。実父の友達みたいな感じもあるかもしれませんし。
とりあえず、今日はここまで。98話、99話は思うように言葉が出てこなくて感想記事の投稿ができませんでしたけど、久しぶりに書けた気がして満足です。内容は突飛なものばかりですけどね。
それではまた次回、よろしくお願いいたします。
ご拝読ありがとうございました。
*本記事で掲載している画像は©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁」より引用しています。