東王の日記

東王の日記

五等分の花嫁の感想考察日記!

五等分の花嫁:感想考察 ~京都の子にまつわる語られない物語を色々検証しよう~

 風太郎が五年前の修学旅行で訪れた際に出会った京都の子。その正体は中野家の5姉妹の中の誰かです。風太郎の人生を大きく変えることとなったこの少女は果たして一体誰なのか?本編中の至る所に記されている手掛かりを基に、京都の子の正体を自分なりに検証して考えてきました。完全に結論が出たわけではないのですが、検証結果だけは皆さんにお伝えしたいと思います。

 

 これから始める各検証の前提として

 ①漫画的なメタ要素・現実的なメタ要素はガンガン考察に取り入れていく。

 ②過去の描写の全くない三玖は除外し、一花・二乃・四葉・五月の4人だけで可能性を考察していく。

 

 以上が前提条件です。三玖については最後にまとめて取り上げてますので、そちらもご覧ください。

 

 ということで、あらゆる事柄を一つ一つ検証して京都の子の正体を解き明かしていきましょう。その上で一番最初に確認していきたい点はこちらです。

 

 一つ目、風太郎と京都の子は会っていた日数は? 

 

 風太郎が京都で一人になったタイミングはおそらく初日の自由行動時間。その時に例の少女と会っていますが、その後の明確な時間経過の描写はなされていません。純粋に考えればその日だけ会ってお別れになったと思われることでしょう。

 

 しかし、66話『スクラブルエッグ⑦』で以下のコマがありました。

f:id:azumaou:20190404224057p:plain

次の日には

  これは一花と四葉の会話の中で、昔の一花のガキ大将っぷりを表してきた内の1コマです。この仲良くしたい子がもしも風太郎であったなら、風太郎は少なくとも二日間は少女と会っている事になります。

 

 え?そんなの別の子かもしれないって?

 

 最初は自分もそう考えていました。ですが、考察に考察を重ねていくうちに、この子が風太郎である方が可能性としては高いのではないかと思うようになっていきましたので、それを順を追って説明していきたいと思います。

 

 

 それではそうですね。まず最初に皆さんに問題を投げかけたいと思います。四葉はその後「仲良くしたい子」と無事に仲良くなれたのでしょうか?

 

 僕は「いいえ」ではないか、と考えています。なぜならその後に「仲良くなったからいいけど」みたいなフォローの言葉が一切出てこなかったから、そして自分も相手も旅行中で、会える時間が限られていたからです。どういうことかを説明していきましょう。

 

 この「仲良くしたいって――」のコマの前がどんな内容のコマだったか、皆さんは覚えていますか?そう、「おやつを横取りされた」「集めてたシールが勝手に貼られていた」といった内容のコマでした。この二つのコマをよく見て考えると、もう取り返しがつかない状況になっているという共通点があることに気が付きませんか? 

 

 であるならば、続く3つ目のこのコマも同じように取り返しがつかないことになっていると考えられるのではないでしょうか。つまり、四葉はその子と仲良くなることができなかった。

 

 現在の四葉の性格を考えたら、たとえ一花に取られたとしても仲良くなれないわけがないと思います。二乃と四葉は本編でも友達のいる描写があるくらいには社交的ですからね。でも、わざわざ相手が一人の時に仲良くなる必要はありませんよね。何なら一花に紹介してもらうとかでもいい話なんです。

 

 それと、普段の話であれば仲良くなるのに急いで仲良くする必要は特にありません。仮定として、急いで仲良くする必要があるとすれば、それは自分と相手の少なくともどちらかが旅行中の時だけなんですね。

 

 そしてその仮定が当たったなら、姉妹が旅行中に会ったという子が風太郎だということは既に風太郎視点から逆説的に確定していることから、風太郎は二日間少女と会っていると言えるのではないでしょうか。

 

 分かりやすく書くと、

 ⓵3コマ目も取り返しのつかないことになってるってことは、四葉は仲良くできなかったんだな

 ②でも四葉って普通に考えれば仲良くできるよね

 ③時間がなくて仲良くできなかったんだね、ってことは旅行中ってことか

 ④姉妹が旅行で出会った子って風太郎だよな

 ⑤風太郎視点は二日間少女と会っているんだな

 

 とまあこうなるわけです。

 

(ぶっちゃけ書いてる自分でも暴論だなとは思っていますが、「仲良くなれなかった」は結構この記事では大事な要素なので、これが受け入れられない方はブラウザバックすることを強くオススメします)

 

 

 以上の事を踏まえた上で、更に検証を進めていきたいと思います。

 

 二つ目、写真を一緒に取ったのは誰か?

 

 風太郎は修学旅行時、父親のカメラを持参しており、そのカメラを使用して少女とのツーショットの写真を撮りました。

 

 現在連載中の部分では風太郎が持っている写真しか描写されていませんが、写真を撮っておきながら少女の方がその現像された写真を持っていないと考えるのは不自然でしょう。現像に時間はかかりません。一時間くらいあれば余裕で現像できます。であるならば修学旅行中に写真を現像し、風太郎と少女が一枚ずつ持っていると考えるべきです。

 

 その点を踏まえて考えると、昔の写真も大切に管理している二乃は真っ先に候補から除外されます。それは生徒手帳の写真を見たときの反応を見れば明らかです。

 

 次に、五月が写真を一緒に撮った場合。彼女は第2話で生徒手帳の写真を見た可能性がありますが、もしそれを見たのならその後の風太郎に対する態度が説明できません。写真を見た上で家庭教師を断る過去の繋がりを拒絶するということに他ならないからです。

 

 そして第2話で写真を見ていなくでも、林間学校後に入院している風太郎から昔の話を聞いた時に思い出すことになるでしょう。お守りの件についても「京都で5年前」と自ら発言しているのですから。

 

 しかし「昔のお守りを引っ張り出した」とあるのでその際に写真を発見することになると思われますが、その後の風太郎視点で五月から写真を見せてもらった描写がありません。風太郎に当時の写真を見せて「これはもしかしてあなたですか?」と確認しても何もおかしくないのに。

 

 以上の点から、五月も一緒に写真を撮った少女ではないと推測できます。

 

 そして四葉について。四葉は37話『勤労感謝デー②』の最後に四葉の部屋の机に写真立てが写っている、第78話『シスターズウォー一回戦』で京都の写真を見た一花に最初に話しかけられている、第80話『シスターズウォー三回戦』で少女と同じピースの恰好をしていることから写真の少女である可能性が非常に高いでしょう。

 

 しかし、一つ目の検証で四葉は仲良くしたい子と仲良くできなかったので、写真を一緒に撮ったとは考えられないと思います。

 

 というか、正直四葉については第79話『シスターズウォー二回戦』でフータローがわざと「名前は零奈」と言ったせいもあって、考察しにくいんですよね。「零奈って…」の反応が非常に読み取りにくい。

 

 残った一花ですが、写真を撮る際に風太郎が「勝手に触んな!」と言っています。これはすなわち、一花のガキ大将の部分がにじみ出たシーンであるかのように考えられます。

 

 そして77話『女の戦い』で五月が落としたツーショットの写真を見て「これ…京都の…」と言っています。背景ではほとんどわからない、そして隣に映っている少年が誰かも分からないような写真を見てそれが京都だと分かった理由は、単純に一花も同じ写真を持っていたからなのではないでしょうか。

 

 以上の事から、風太郎と一緒に写真を撮った少女の正体は一花である可能性が非常に高い。そう考えられます。

 

 つまり、『京都の子とは誰だったのか』という問いの答えは一花だった……

 

 と言いたい所なのですが、一つ目の検証で使ったコマを見ると「次の日には一花とお喋りしてた」とあります。

 

 一花が初日に風太郎と会った事を他の姉妹に話して四葉が「仲良くしたい!」って思ったなら、こんなセリフは出てきません。一花がその子と喋ることは不自然でもなんでもないからです。

 

 つまり一花は少なくとも二日目に風太郎と出会っているということになります。初日に風太郎と会って話しているのは二乃・三玖・四葉・五月の誰かということになります。

 

 以上のことを踏まえ、更に次の検証へ進みます。

 

 三つ目、お守りを買ったのは誰か?

 

f:id:azumaou:20190407092609p:plain

京都 清水寺

  風太郎と少女が一緒に行動していた時、少女の方は学業成就のお守りを5つ買っています(風太郎は実際の描写がないので買ったかどうかは不明ですが、まあ買ってるんじゃないですかね?)。しかもお守りを買う前の会話で私には君が必要だもん、お守りを買った際に私はみんなのお手本になるんだと話していました。

 

 さらに言えば、よく見なくてもわかるのですがお守りには『京都 清水寺と書かれているんですね。『清水寺 お守り』で検索したら似たような形の学業成就のお守りが実際に売ってあるのを確認しました。間違いなくこれのことでしょう。

 

 これらの手がかりを踏まえてお守りを買ったのが一体誰だったのかを考えていきたいのですが、そのために先に『なぜ学業成就のお守りだけを5つ買ったのか』について考えておきたいと思います。

f:id:azumaou:20190407093021p:plain

中野零奈の状態について

 41話『7つのさよなら③』にて、こんな話がありました。これらの事から、マルオと再婚した時には既に零奈の体調は思わしくなかったことがわかります。

 

 しかし、少女は健康のお守りを買っていません。零奈が存命中なら考えられないことでしょう。前もって買っておいた、別れた後で買った、というのも考えにくいと思います。売り切れ説と丁度持ち合わせが少なかった説とその子が母親を実は好きじゃなかった説は無視します。

 

 つまり、少女が風太郎と会った時には既に零奈は故人となっていたので健康のお守りは買わなかった、と考えられます。

 

 

 ここまでの手がかりが揃ってようやく、お守りを買ったのは五月であるとほぼ予想できますね。第79話『シスターズウォー二回戦』で五月が風太郎に清水寺行きましょうよ」と誘ったこと、入院中とボートの時に「私たちに必要です」「きっと君は必要とされてる人になってるよ」と何度も風太郎の存在を肯定していること、そして上のコマで「母親の代わりとなってみんなを導くと決めた」ことが主な理由です。

 

 他の姉妹に関しては描写が薄いだけであって可能性が全くないわけではないのですが、現状描写されている状況だけを考えると五月が濃厚かなと思います。

 

 ただし四葉だけは除外できますかね。一花に「行きたい所ある?」と言われて「ベタだけどお寺かなー」とだけしか言っておらず、清水寺に執心があるわけでもなかったことが一番の理由なので。

 

 

 

 ……以上、零奈に関わる3つの検証でした。

これらのことをまとめますと、

①初日に会ったのは五月で、お守りを一緒に買っている。

②二日目に会ったのは一花で、写真を一緒に撮っている。

 

 

 これが京都の子に関する真実…………

f:id:azumaou:20190407102249p:plain

やっぱりどこかで見たような

……と言うわけにはいきませんね。

 

  二乃は2回もこの写真を見て「やっぱり」とまで言っています。この発言を無視するのはさすがに厳しいでしょうか。ということで検証を続けていきます。

 

 四つ目、二乃は風太郎と出会ったのか?会ったなら、それはいつか? 

 

 そもそも二乃が「どこかで見たような」と言っている理由は二つ考えられます。

 ①本人と会ったから

 ②姉妹が持っている写真を目にしたから

 この2パターンですね。ただし②の場合、写真を持っているのはあの一花です。一花と言えばガキ大将、自室が汚部屋という特徴があります。写真を見せてもらおうと思っても、成長前はガキ大将だから見せてくれない、成長後にはあの汚部屋。

 

 目にするの、無理じゃね?

 

 ということで、実際に会った方が可能性としては高いのではないかと考えました。ただ、先ほどまでの検証で初日で一緒にお守りを買ったのは五月翌日で一緒に写真を撮ったのが一花という事がわかっており、それ以上の思い出は現在描写されていません。

 

 しかし二乃がどこかで風太郎に会った可能性を論じるなら、どこかのタイミングで姉妹の入れ替わりがあったと考えるしかありません。

 

 それがどこなのかを決めるために、まず少女との思い出についてどんな場面があったのかを振り返ってみましょう。

 

f:id:azumaou:20190407141143p:plain

風太郎とお別れ

f:id:azumaou:20190407141204p:plain

風太郎と初めて会った時

f:id:azumaou:20190407141235p:plain

お守りを購入

f:id:azumaou:20190407141258p:plain

少女とのツーショット

 おおまかに漫画から順番に抜き出したところ、この四つのシーンに分かれました。お守りが五月・写真が一花だとすると、残るのは初めて会った時か、お別れの時の二つ。

 

 そこで下の二つのシーンをよく見てみましょう。あることに気付きませんか?

f:id:azumaou:20190407144115p:plain

バイバイ

 そうです。「バイバイ」というのは二乃が風太郎と別れる時に使うセリフなんです。全話読み返したところ、バイバイと言ったのは二乃だけ……というかそもそもそういう別れのシーンがあるのが二乃以外にありませんでした。

 

 ということで一つの結論が出せましたね。二乃はお別れの時に風太郎と出会った。風太郎の写真を見ても「どこかで見たような……」だけで終わってしまったのは一花や五月みたいに「一緒に何かした」という思い出が全くなかったからなんだろうなと思います。

 

 

 

 これで、一花・二乃・五月が京都で風太郎と出会っていたことは説明できたように思われます。続いて四葉ですが、まあこれに関しては僕が「仲良くなれなかった説」をごり押ししてるだけなのでぶっちゃけて言えばどこかで会った可能性は否定できないですが……。というか仲良くなれなかった説が論破されたらこの記事が終わりなのでぶっちゃけ気にしない

 

 4人の検証についてはこれでひとまず終わりたいと思います。

 

 

 ということでいよいよ最後の検証に移ります。正直に言うと今まで以上に妄想・思い込みが激しくて説得力のある理論とは言い難いものばかりだと自分でも思いますが、どうかご了承ください。

 

 五つ目、三玖は風太郎と出会ったのか?

 

 

 まず最初にこれを見てください。

f:id:azumaou:20190407154003p:plain

無罪

 京都の女の子が初めて会ったセリフも「その人は無罪だよ」です。ということで4つのシーンの1つである「出会いのシーン」の正体は三玖だった、という仮説が一応成り立ちはします。ま、逆に言ってしまえば京都の子と三玖を結びつけられる描写ってこれだけなんですよね。しかもこれは過去の発言でもなんでもないただの言葉の一致ってだけなので説得力はほぼないと言っても過言ではありません。

 

 

 他の材料を探すにしても、写真に関して

 一花は五月の落とした写真を見ている

 二乃は風太郎の生徒手帳の写真を見ている

 四葉は部屋に写真立てがあり、写真の子と同じピースの姿勢をしている

 五月は風太郎から写真を奪っている

 と、他の姉妹には写真に関する手掛かりはありますが、三玖だけがありません。

 

 お守りに関しても、四葉以外の全てがお守りを買った可能性があります。四葉は仲良くなれなかったのでね。ということで本当に三玖に関してはあの『無罪』の発言以外八方塞がりです。これでは埒が明かないので少し考え方を変えましょうか。

 

 

 風太郎って、少女と出会ったことで大きく人生が変わりましたよね。そうであるならば逆もまた然りで、少女もまた風太郎との出会いで何か変化した部分があるのかもしれません。昔の三玖が昔の風太郎の言動や性格に影響を及ぼされたのなら、それはつまり今の三玖の何気ない言動や趣味・嗜好に何かヒントがあるのかもしれません。

 

 そういった視点で考えてみると、とりあえず以下の要素が思い浮かび浮かんできます。

・『フータロー』という呼称

・『野心溢れる武将に惹かれた』という性格(?)

 

 まず、フータローという呼称について述べていくんですけど、三玖って初っ端からフータローって呼んでいますよね。漫画的なメタで言えば風太郎への呼び方を5人ともバラバラにすることで五つ子でも意外と違いがあるという事を示唆している一例にもなっているのでしょうけど。

 

 だけど、現実的に考えてみるとおかしいと思いませんか?いきなり初対面の同級生の男子を名前で呼び捨てですよ?しかもお姉さん色の強い一花・強気な二乃と違って卑屈で陰気なあの三玖がですよ?

 

 家族旅行で二乃が「フータロー」って呼んだ事に対して三玖が驚いていたじゃないですか。いやいやいや待て待て待て、と。今こうして思えば物語最初の三玖に対しても「ま…待って、呼び方…フータロー…どうしたの三玖…」ってなってしまいますよね('ω')

 

 ということで考えた結果、小学生の頃に知った風太郎って名前が印象的だったから、本編でも無意識の内に使ってしまっていた。これでどうでしょう。っていうかそれしかなくね?

 

 

 強引に話を続けます。続いて野心溢れる戦国武将に惹かれたという性格について述べていきます。

 

 このことでまず最初に言っておきたいのは、五つ子が昔からずっと五つ子達だけで行動してきたというのであれば、当時の三玖がこれまで接したことのある男性は、行方の分からない実の父親と新しい父親であるマルオの2人だけです。蒸発した父親については分かりませんが、マルオに関しては超が付くほどクソ真面目で合理的で完全な結果主義者です。それゆえ、三玖の目には当時悪ガキであった風太郎の存在は自分が思っている以上に眩しかったのではないでしょうか。実際、5年後に写真を見た二乃も「超タイプ!」とさえ言っていましたしね。

 

 そのことを念頭に置いておいて、次に行きます。

 ここでいう『野心』とは『自分の中に秘めた強大な思い』と言い換えられるでしょうか?

 

 当時の風太郎はそういうモノを持っていないただの悪ガキでした。ですがこの出会いが後に風太郎の人生を大きく変えてしまったことを考えると、少女との出会いの最中に『何かしらの強い覚悟』ができたのではないかと考えられます。そして当時の三玖は子供心特有の直感で、そういった『覚悟』=『中に秘めた強大な思い』を読み取っていた……ということにしましょう。

 

 ということならばですよ。戦国武将のゲームで『野心=内に秘めた強大な思い』を目にしたとき、三玖の中で『風太郎の密かな覚悟=内に秘めた強大な思い』を無意識に思い出したことで『自分の内に秘めた強大な思いを持っている人に惹かれてしまった』となったのではないでしょうか。

 

 自分が何言ってるのか自分でもよくわからなくなってる気がするので、三玖視点で簡単にまとめましょう。

 

 ①京都で悪ガキに出会いました!たくさん話した男の人は二人のお父さん以外にいなかったので新鮮でした!フータローって名前も超新鮮!(三玖が影響を受けた理由)

 ②その悪ガキ、自分の内側に何か強い思いを持ってるみたい!(これは全て直感+無意識で思ったこと)

 ③ゲームで戦国武将を見た時、『内側に強い思いを持ってる人』に惹かれました!(昔の直感+無意識の部分が、三玖が成長することで自覚できるようになった。しかし風太郎の事は忘れている)

 

 伝わりました?もっとワケが分からなくなりましたか?

 

 ちなみに三玖が風太郎の事を忘れているのは二乃と同じ理由で、一緒の思い出が存在しないからです。二乃との違いは実際に写真を見たか見ていないかという所だけですね。

 

 

 以上の事から、三玖も実は過去に京都で風太郎と会っていた可能性が出てきました。それは修学旅行の初日、少女と初めて出会ったあの京都駅……

f:id:azumaou:20190408183348p:plain

この駅内で……

 あれぇ!? 

 このコマの事を完全に忘れていました。この記事書くの5日かかってるし、5巻と8巻ばっかり何度も読み返してるんだもん

 

 すみません。ここまで長々と三玖の可能性について述べてきたのですが、これは三玖は会ってないですね。間違いない。というか、よく考えたら風太郎が例の覚悟を持ち始めたのも「君が必要だもん!」って言われてからでしょうねきっと。

 

 

 

 はい。という事で京都の子について僕なりにまとめた結果がこちらになります。

 

 

 初日、風太郎は京都駅で五月と出会い、清水寺で五月と一緒にお守りを買った。風太郎と別れた後、五月は風太郎のことを姉妹に話し、四葉は「仲良くなりたい!」と思うようになった。(三玖はその名前を聞いて新鮮に思った。)

 

 二日目は一花が風太郎と会い、一緒に写真を撮った。そして写真を現像して一枚を一花に渡した。そしてその後で二乃と変わって、風太郎とバイバイした。(四葉風太郎と会えず、仲良くなれなかった。)

 

 これが京都の子の真実……?

 

 四葉が仲良くなれなかった説の影響が大きすぎて二日目がとんでもないことになってますがまあ良しとしましょう。

 

 零奈が亡くなっているなら一花のガキ大将っぷりも無くなりつつあるだろうし、二乃が途中で入れ替わる理由もわかりません。現在の五月が零奈のフリをして風太郎の前に現れた理由も謎ですが、それもまあ良しとしましょう。

 

 さて、検証できる部分を精一杯検証してきましたがいかがだったでしょうか。皆さんの考察に一役買って頂けたなら幸いです。シスターズウォーが進むにつれて京都の子の真実について新たな新事実が出て来るかもしれないので、それにも注目ですね!

 

 それでは皆さん、ご拝読ありがとうございました。